ちいさなクラゲの取り扱い方法

エダアシクラゲ Cladonema pacificum


水槽に発生したエダアシクラゲを観察しました。

顕微鏡での観察のためには水槽から移動する必要があります。

柔らかいクラゲは網ですくうとダメージになるので、周りの海水ごと移動させるとヨシ!
動画のように数mmのくクラゲはピンセットを使うと扱いやすいです。

ある程度大きなクラゲはスポイトでは吸えないので、オタマで周りの海水ごと水替えします。

水族館でのクラゲ類の水替え作業(AOAO札幌, 飼育員さんの掲載許可済み)

生物の採集道具

生物の採集にはいろんな道具があります。

それこそ、対象とする生物種や環境によって道具はさまざま。

【生物種】
魚→雫網、タナゴ釣り道具
微小甲殻類→エビ網
貝類やヤドカリ→ピンセット
大きなクラゲや仔魚→柄杓
付着生物・大型藻類→鏨、カワスキ、ハンマー

【環境】
砂に潜る生物→ヤビーポンプ
礫に潜む間隙性の生物→フルイやザルなど

今回紹介したスポイトによる生物の採集は、小さなクラゲだけでなくウミウシや微小甲殻類など、他の生物の採集にも有効です。→磯採集の準備

吸い込む口が5mmくらいより大きくなると、かかる圧力が小さくなって吸い込み口から生物と海水がこぼれやすくなるので注意が必要です。1cm径のアクリル管にニップルをつけて自作もできます。

エダアシクラゲの顕微鏡観察

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